2009年1月9日金曜日

「空から女の子が降ってきたらどうすればいいのか?」を電話なんでも相談室に相談してみた

先日、Twitterで「今時、空から女の子が降ってきたくらいで困惑する読者はいないよね」とつぶやいたあとで、実際にそんなことがあったらどうするのか何も考えてなかったことに気がついたので、せっかくだから市内にある『電話なんでも相談室』に質問してみることにした。電話をかけると、親切そうな感じのおじさんの相談員の人に繋がった。

相談員のおじさん(以下、お)「お待たせしました。えーと、質問内容は『空から女の子が降ってきたらどうすればいいでしょうか?』ですね?」
「はい」
「うーん、それはとても危ないですね。」
「え? 危ないんですか?」
「はい、ですからその場合は周りに気をつけながら、すぐに地面に伏せて、じっと降ってくるのを待っててください。」
「えーと、逃げなくていいんでしょうか?」
「はい、逃げるより地面に伏せる方が安全です。もしまだ遠くに見えても、必ず逃げずに伏せてください。」
「遠くでも伏せるんですか?」
「はい、遠くでも伏せてください。降ってくるのは女の子なんですよね?」
「え? あ、はい」
「降ってくるのが女の子だと分かるのであれば、地面に落ちるまで時間の余裕はありません。」
「はあ、なるほど」
「それに、遠くに見えても、空に浮いてる物の大きさは分かりにくいので、実は案外近いことがあります。迷ったりしてる暇はありませんから、見かけたらすぐ地面に伏せてくださいね。」
「は、はい」
「それから地面に伏せる時はうつ伏せで、両足を揃えてピンと伸ばして、頭を抱えて、かかとを寝かせるようにしてください」
「? かかとを寝かせるんですか?」
「はい、かかとを寝かせてください。そうすると女の子に発見されにくくなります。」
「え? 発見されちゃダメなんですか?」
「はい、発見されちゃダメです。空から降ってくるような女の子に発見されてはいけません。」
「はあ」
「回答内容は以上です。これでよろしいでしょうか?」
「え? あ、はい」
「ご利用ありがとうございました。」

電話はこれで終わったが、空から女の子が降ってきた後、うつ伏せで頭を抱えて両足を揃えてピンと伸ばし、かかとを寝かせて地面に伏せた状態の私は一体どうすればいいのか?という肝心な事を聞き忘れたことに気がついた。
今は、もう一度同じ電話番号に電話をかけてみるべきなのかどうかを真剣に悩んでいる。(了)




以上、降臨賞(はてなIDが無いので)非公式応募作品。